入山期間は4月下旬~11月下旬。
毎年4月下旬から5月上旬頃に開催される雪上トレッキングより入山が可能になります。

トレッキングマップ

車道ハイキングコース(所要時間90分)

棚田や錦鯉の養鯉池を眺めながら傾斜のゆるやかな舗装道路を歩きます。
見晴らしは良く、所々、蓬平の町並みを見下ろせる場所があります。

左手に大きく折れる道に入ってからは、スギや雑木の中を歩き、つづら折りの道となります。

傾斜は増してきますが、春はカタクリやキクザキイチゲ、夏はエゾアジサイ、秋は紅葉と、季節それぞれの植物が目を楽しませてくれます。

徐々に近づいてくる稜線が「天空のブナ林」です。
出発から約80分、最後の傾斜を登りきった所がブナ林の入り口です。
林内は見通しも良く、山頂までは遊歩道をゆっくり歩いてブナ林の散策を楽しむことができます。

ブナ林入口から約10分で標高679mの猿倉岳山頂に到着です。
天候が良ければ、眼下に信濃川の流れが見え、遠くに弥彦山や佐渡ヶ島を眺めることもできます。
ブナ林の縁に沿って東側を通る林道には、八海山・中ノ岳・越後駒ケ岳の越後三山を眺めることができる展望スポットがあります。

長坂林道ハイキングコース(所要時間120分)

案内板が立つ駐車場から髙龍神社奥の院に向かう林道を進み、長坂林道ハイキングコース(登山コース)入口から登り始めます。
傾斜は急ですがコースは整備されており、所々に目印が置かれています。
「長四郎岩倉」からはニッコウキスゲの群生する斜面を眺めることもできます。

「道祖神様」、大きな岩の「大蛇の岩倉」と続き、稜線に出たところで林道です。
稜線に沿って延びる林道は平坦で、左に進むと種苧原・萱峠展望台方面となります。
右に進み、稜線に沿って続くブナ林を林縁から眺めつつ山古志の風景も楽しみながら「天空のブナ林」へと向かいます。

出発から約2時間でブナ林に到着です。

「天空のブナ林」へは、ブナの幼木が植樹された広場側から入るとすぐに猿倉岳の山頂に到着します。
林道は「天空のブナ林」の縁に沿って続いているので、一度ブナ林を通り過ぎ、遊歩道の入り口から入ることもできます。

ブナ林の動植物

ブナ林で見られる草花

ブナ林で見られる樹木

ブナ林の生き物

天空のブナ林について

猿倉岳(標高679メートル)は、長岡東山丘陵の南方に位置し、北に延びる尾根をたどると萱峠、主峰鋸山へとつながっています。
長岡東山丘陵は『冷温帯落葉広葉樹林帯』に含まれ、海抜70メートルから山頂までの広い区域で潜在植生がブナ林であることが分かっています。

現在ブナ林が残されている所は奥山が多く、容易には行くことができない場所が多い中、猿倉岳の天空のブナ林は長岡市内から車でのアクセスも良く、比較的傾斜が少ない遊歩道をのんびり楽しむことができます。

現在では人の手による植生の変化でスギ林が広がるようになり、長岡市内でもブナ林がまとまった姿で見られる場所は多くなく、天空のブナ林のようにまとまった姿で見ることのできる猿倉岳はとても貴重な存在となりました。

猿倉岳と猿倉岳に続く稜線のほとんどのブナは、ほぼ同じ太さと樹高で株立ちする姿が見られます。
過去に薪炭材として伐採された後、根元から株立ちして、森林を形成する『萌芽更新』によってできた森の姿といわれています。

ブナの実は5~7年周期で大豊作になり、その翌年には猿倉岳の林の中に芽吹いたブナの幼樹で敷き詰められ、「ここから次の世代のブナが育つ」「猿倉岳には新しい世代をつくる力がある」そう確信させてくれます。

猿倉岳周辺の観光情報

髙龍神社

商売繁昌と家内安全を願い、新潟県はもとより、全国から参拝者も多い神社。
その歴史は約600年前に遡ります。

明徳元年(1390年)、楠正成の御子・正行の弟・正儀朝臣の家臣、高野木民部永張が会津へ赴く途中に重傷を負い、激痛のなかで、髙龍大臣が現われ『瀬戸泉水三渓水合流地点に患部を浸らせよ』と告げられます。
高野木民部永張は療浴専心し、わずか数日で快癒します。

以後、この地の村里人達により、神霊の霊地として髙龍神社が祭られることになりました。

宿泊

太田川沿いに温泉宿が開業したのは、明治2年。
温泉質が好評で、「すべすべ」「ツルツル」美肌の湯として特に女性に人気があります。

当初は長岡市近郊の湯治場として栄えましたが、近年は長岡の奥座敷として市内外から大勢のお客様が訪れる人気の温泉地です。